たまにはナマケモノになろう!
生きていると時に無理せざるおえないことがあるものじゃね。時に人のため。時に家族のため。時に愛する人のため。時に名誉のため。時に欲望を満たすため、などなど。日本人は真面目で勤勉なので、頑張っている人がとても多いと思います。
ちなみに私らむらむ爺はこれまで長年に渡って様々な世界を放浪してきたフーテン野郎なのですが、どこの国の人もスキあらば休んでやろうという怠け者ばかりで、旅から戻って来るたびに「日本人ほど頑張って生きている国民はいないな〜」とあらためて感心させられたものです。
しかし時に頑張り過ぎる性質が仇となる場合もあります。本当はお休みしたいけど、会社のために、家族のためにと頑張り過ぎて、時に身体や心を病んでしまう人もおります。
たしかに頑張ることは素晴らしいことです。しかし、それによって心や身体を壊してしまっては元も子もありません。
ところで「ナマケモノ」という動物がおりますが、ナマケモノはほとんど動かないまま一日中木の上でボ〜ッとしている生き物です。食事も葉っぱを数枚食べるだけで、それらを約一か月かけて消化するというのんびり屋さんです。ただしこれには理由があって、どうやら動かないことでエネルギーの消費を防いで、さらには敵に見つからないようにしているという意外と賢い生き物なんのじゃよね。
また、普通の動物なら何者かが自分の縄張りに侵入しようものなら、犬から人間に至るまで仲間を集めて威嚇したり攻撃したりと暴力的になるものじゃが、ナマケモノの場合、ちょっと違う。テリトリーに侵入した別のナマケモノに、ゆ〜っくりと近づいていった後「なんでやねん」みたいな感じで一回軽くツッコミを入れる。すると侵入者が「あっ?」って感じで今更ながら気がついたみたいな顔をしながら、何事もなかったように去っていっちゃうんですね。なんと平和的な動物なんじゃろうね。
ちょっと話が逸れましたが、頑張り過ぎると、身体も心も疲れてしまうものです。
そんな時にはナマケモノのように一日何もしないで「ボ〜ッ」とすることも大事じゃと思います。
「たまにはナマケモノになれ!」
「頑張った分、お休みする」「会社や家族が大事なら、その前に自分を大事に思ってやる」ことがむしろ会社や家族のためになるものじゃと、私らむらむ爺は思うのであります。
安心してください!履いてます!?じゃなくて、安心してください!世界で暮らす多くの人々は我々日本人に比べて、の〜んびりと暮らしております。その分、あまりお金は持ってなかったりもしますが、時間だけはありますから、皆、友達とおしゃべりしたりケンカしたりしながら、人生を楽しそうに過ごしております。
まあ、日本では、人と自分を比べることは、あまりよろしくないと言われておりますし、さらには日本社会の常識では、空気を読まないとあれこれ怒られますが、そもそも「空気は読むものではなく、吸うものなんだよ!」「俺は疲れてんだよ!ガタガタうっせーよ!」ぐらいの意気込みで、たまには反逆の狼煙をあげて、
「ナマケモノ」
になることは、人生にとって大事なことなんじゃないかと思うのであります。
皆さん、たまには思いきり怠けちゃいましょう!本日もハブアワンダフルデ〜!