私が旅の中で学んだ平和に生きるテクニック!「ババ理論!」
皆さん、こんにちは!らむらむ爺でございます。本日は私が常々大事にしている、
「ババ理論」
についてお話ししてみたいと思います。
「これまで散々ジジイのごたくを聞かされきたかと思ったら、今度はババアのごたくを聞かされるのかよ!?」と思う方もおられるるかもしれませんが、全然そういった話ではありませんので、最後まで読んでくだされば...と思います。
私がまだ若かった頃、世界を旅し続けて30年というドイツ人のピッピーババに出会いました。ちなみに「ババ」とは、インドで「サドゥー」と呼ばれている修行僧の総称でして、私はそんなドイツ人のババとしばらく一緒に旅して、生きていく上で大切なことを沢山学ばせてもらいました。
そのひとつが、
「いついかなる時でも心をオープンに開いて、何事も受け入れる」
ということです。
人間だろうが何だろうが、
『ハイフレンド!』
という気持ちで心を開いて友達として受け入れる。すると悪人も毒ヘビもサソリもダニも詐欺師も、けして襲ってはこない...。
というぶっ飛んだ理論なんじゃよね。
「誰でも何でもフレンド?」
最初は私もさすがに「マ、マジかよ!?」と思いました。
ババは元々ヒッピーで、若い頃からインドのゴアあたりで長髪髭モジャ状態で「ラブアンドピ〜ス!」なんて叫びながら、ビーチをフルチンで闊歩していたような、ぶっ飛んだ人なわけですからね。
しかし!?「この言葉は事実だったのです!」
その後、バンコクの安宿で、とあるアフリカ人と友達になったことがあるのですが、こいつがなんとその界隈で有名な泥棒だったんですね。ちなみにそいつが泥棒だと知ったのは、友達になった後のことで宿の人や他の友達から「あいつには用心しろよ」みたいな忠告を受けていたのですが、私はなんと言ってもババ理論を継承して生きることを決意した男なので、
「かりにこいつが泥棒だとしても、その前に友達だ」という気持ちで、まずは彼を信じることにしんじゃよね。
そんなある日、そいつと2人で私の部屋でウダウダしていた時、バスのチケットを受け取る時間が来たので、そこで私は「俺はちょっと出かけるから適当に遊んどいて」という旨だけ伝えて、そいつを部屋に置きっぱなしにして出かけることにしたんじゃよね。
ちなみに部屋の中にはウオークマンやカメラなどいくつか金目のものがあったのですが、チケットを受け取った後、部屋に戻ったら、ちゃんとカギがかけてあり、結果は何ひとつ取られていなかったんですね。
たとえ泥棒でも友達になれば、友達のモノは盗まない!
「ババ理論」マジじゃねーかよ!
私は驚きを隠せませんでした。
他にもこんなこともありました。ヨーロッパからインドに入国した夜、デリーの安宿に宿泊した日の出来事です。
旅行の移動で疲れていた私は、その夜、移動の疲れもすっかり癒えるほど久々にぐっすり快眠することができたんですよね。
ちなみにインドの旅は「インドに呼ばれた人は楽しく旅できるが、インドに呼ばれてない人は『二度と行くか!』という散々な旅になる」という、ことわざみたいなものがあるのですが、昨夜の私はまさに「快くインドに迎えられた」と言えるグッドな睡眠だったんですね。
しかしなんと!? 同じベッドに寝ていた私のかみさんは、朝起きたら50カ所以上ダニに喰われているという、散々な状態だったんですね。
果たしてこの違いは一体何なのか?
私らむらむ爺の血は不味いけど、かみさんの血ことではありません!?いや、そんな失礼なことがあるものか!?
ちなみに私はベッドで横になる前、ベッドに向かって、
「ハイフレンド! 今日はちょっとお邪魔しますね。今夜はヨロシクね~」
というフレンドリーかつ謙虚な気持ちでベッドの上で横たわったのですが、かみさんは、
「ダニがいそうだわ〜、なんだかモゾモゾしてイヤだわ~」
みたいな感じで戦々恐々とした気持ちでベッドに横になったらしいのです。
「何事にも敵意を抱かず友好的に接すれば、友好的な波動が帰って来るし、敵意を持てば敵対的な波動が帰って来る」
これが「ババ理論」です。
ようするにババ理論を実践した私とババ理論を実践しなかったかみさん。この違いがその夜の二人の明暗を分けたんですね。
ちなみにそれ以降、ババ理論をちゃんと実践するようになったかみさんは、不思議なことにその後、インドの旅でほとんどダニに噛まれることもなくなりました。
嘘みたいな話ですが、ババ理論は様々な場面で本当に大切な理論なんじゃよね。
そもそも人間とは、こちらが嫌いだと思っていると、往々にして相手もこちらを嫌っていたりするもだし、こちらが好意を持っていると、相手も好意を抱いていてくれたりするものです。
この理論は古くから日本でも言われておることですよね。
ようするにババ理論とは、その法則を万物に当てはめたようなものなんじゃよね。
社会の中で生きていると、時に気に食わないヤツやいけすかないヤツや無礼なヤツや失礼なヤツやクソ生意気なヤツなど、いろんな好きになれないヤツと対峙せざるおえないこともあるかと思います。
また、あまり気が進まない会議や営業に挑まなくちゃならなかったり、などなど。
様々な気乗りしない状況が訪れるものです。
そんな時こそ「ハ〜イ!フレンド!」といった気持ちで何事も友達として受け入れる、
「ババ理論」
で乗り越えちゃいましょう!
ちなみにババ理論がキングコブラにまで通用するのか否かは、さすがにまだ検証に至っておりませんが...
皆さん、ハブアワンダフルデ〜!